スローアウェイ突っ切りバイト
正月に足を怪我(全治3か月以上)して全く加工ができていません...
しかも気づけば年度末になり本職の方が忙しくまだしばらくは趣味はできないなーと思っています.
全く使うめどが立っていないのですが,突っ切りのチップが中国から到着しました.
ホルダは持っていたのですがチップがなく眠っていたので約800円で購入してみました.
韓国のKORLOYというメーカのMGMN300-M NC3020という品です.
スローアウェイ突っ切りはイスラエルのイスカルが有名で,工場のおじちゃんたちはスローアウェイ突っ切りのことをイスカルと呼ぶくらいありますが,趣味で使うにはイスカルにせよ日本のメーカのものにせよ高い(最低でも5000円くらい)ので購入をためらっていました.
中国のアリーエクスプレスというアマゾンみたいなサイトで破格の値段で売っていたのを見つけてかなり不安があるのですが思い切って見ました.(友人がアリーでよく買い物しているので輸入自体にはそこまで抵抗がないのですが商品の質がどうかってところが...)といっても購入は友人にしてもらったのですが.
作業場に行けていないのでレビューはできませんが写真を載せときます.
ちなみに取付けるのにこれでもかっていうほど強くボルトを締めないといけませんでした.普通に締めたぐらいではゆるゆるで...まあ締めたら動かなくなったのでいいんですけど.
待望の切削油
フライス盤も弓のこ盤も切削油用のポンプがついているにもかかわらず、配管・配線をしていなかったため使えませんでした。
ところが先日、ハイスのエンドミルで加工中青色の切粉を出してしまい配管を決意。
配線は電気に詳しい知人にお願いし、貰い物のホースで配管しました。
耐油ホースではないのでいつまで持ってくれるかは不安ですが…
弓のこ盤は切削油いらんだろうと思っていましたが想像以上に熱くなっていたのでやはり配管を決意。
オイルパンが土台を兼ねているあんましな構造なので上部構造を天井クレーンで吊り下げながらの分解で結構大変でした。さらになぜか切粉や切れ端が簡単にオイルパンに入ってしまう作りで急遽、油こし用の網を追加しました。
オイルパンから謎の突き出しがありずっと不思議に思っていたところ、友達から油面計じゃないかと指摘され、油面計も修理しました。知人にガラス管をもらい取り付けました。はじめはだだ漏れでしたが、ガラス管の端部をコンクリートの床で削って平らにすることで解決できました。
今回はホース、網、ガラス管、切削油用の廃軽油などを知り合いに分けてもらいました。ありがとうございました。
マイクロメータ購入
ヤフオクで購入したマイクロメータが届きました。
0-25mm二つ、50-75mm一つです。同じものを二つもはいらないので一つは知人に買い取ってもらいました。
あいだの大きさがないじゃないかと思われるでしょうが、25-50mmは借りている部屋にあったので今回の購入は見送りました。
精度検査と校正をしました。多少錆がありますが十分使える範囲でよい買い物だったと思います。
ところでこれまではパスとスケールで寸法を採っていました。常に加工していた時はその道具でも100分の5mmまで採れていたと思うんですが、この前、内側してびっくり0.1mmの精度が怪しくなっていました。そんなこんなで急遽マイクロメータを仕入れることになってしまいました。
腕が落ちるのは悲しいものです。
パス
これまでは設備や以前作ったものを紹介してきました。今回初めて製作中のものを紹介しようと思います。
まだそれっぽく材料を切り出した段階ですが、左側から片パス、内パス、外パスです。
一応借りてる部屋に一通りあるのですがやはり自分のものが欲しいということで製作中です。
材料は切れなくなって捨てられた草刈り機の刃です。おそらくSKSです。
最初は木炭で焼きならしして帯鋸盤で切り出したんですが、やすりで削るには硬すぎたのでもう一度、電気炉で焼きならししました。
硬くて削れないなら焼鈍しだろと言われそうですが、やろうとしたんです。で、焼鈍し温度に加熱して炉冷したんですが思ったほど軟らかくなりませんでした。
それでもHS42(≒HBW284)あったのがHS37(≒HBW247)まで下がったのでいいかなと思っています。
完成はいつになることやらって感じですね…